こんにちは、セドナ整骨院です。
「雨が降る前になると膝が重だるい」「天気が崩れると古傷がうずく」――そんな声を、最近よく耳にしませんか?
実はこれ、単なる思い込みではなく、医学的にも「天気痛」と呼ばれている現象です。天気の変化が私たちの体、とくに関節や神経に影響を与えていることが、近年の研究でわかってきました。
◆なぜ天気で関節が痛むのか?
天気が悪くなる時、つまり気圧が下がると、体の外側からかかる空気の圧力が減少します。その結果、関節内の組織や水分がわずかに膨張し、周囲の神経を圧迫しやすくなります。
また、気圧の変動は「自律神経」のバランスにも影響を及ぼします。交感神経と副交感神経のリズムが崩れることで、血流が悪くなり、筋肉がこわばり、痛みや不調が現れやすくなるのです。
とくに以下のような方は、天気の影響を受けやすいと言われています。
•過去に捻挫・骨折などのケガをしたことがある方
•慢性的な腰痛・肩こりを抱えている方
•更年期の不調や、自律神経の乱れを感じやすい方
•雨が降る前に体調の変化を感じる「気象敏感体質」の方
◆「年のせい」と、あきらめていませんか?
「この痛みは歳のせいだから…」「天気が悪いと仕方ないよね」――そんなふうに、痛みを我慢していませんか?
関節痛や体の不調は、加齢だけが原因ではありません。
多くの場合、筋力の低下・関節のゆがみ・血行不良など、改善の余地がある身体のサインです。正しくケアを行えば、痛みの出にくい身体へと導くことが可能です。
当院では、痛みの原因となる部位に対する手技療法はもちろん、背骨や骨盤といった「全身のバランス」まで含めたアプローチを行っています。
姿勢の改善、体のゆがみの調整を行うことで、天気の変化にも揺らぎにくい、しなやかな体を目指します。
◆自分でできる「天気痛」対策
日常の中で少し気をつけるだけでも、天気痛は軽減できます。簡単に取り組めるセルフケアをご紹介します。
1. 湯船にゆっくりつかる
→ 血行を促進し、緊張した筋肉をゆるめます。38〜40度のお湯に10〜15分が目安です。
2. 軽いストレッチやウォーキング
→ 関節周囲の可動域を保ち、老廃物の循環もスムーズに。朝や就寝前のストレッチがおすすめです。
3. 水分補給をこまめに
→ 湿度が高い日でも、体内の巡りをよくするには水分が欠かせません。常温の水がおすすめです。
4. 首・足首を冷やさない
→ ここが冷えると自律神経のバランスが崩れやすくなります。スカーフやレッグウォーマーなどで保温しましょう。
◆「何も異常はないと言われたけど…」
レントゲンやMRIで「異常なし」と言われても、痛みや違和感がある。
そんなとき、どこに相談すればいいか分からず、長年悩まれている方が多くいらっしゃいます。
私たちは、「画像では見えない不調」にこそ、丁寧に向き合いたいと考えています。
「原因不明」や「年のせい」で片づけられてしまったその症状、もしかすると、体のバランスの乱れや血流の滞りが隠れているかもしれません。
天気や季節の変化は止められませんが、「痛みに強く、回復しやすい体」は、つくることができます。
お悩みの方は、どうぞ一度、私たちにご相談ください。